りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

読書

あの子は「かわいい」をむしゃむしゃ食べる 〜恋をやめられない私たち〜

みくりや佐代子さんの「あの子は『かわいい』をむしゃむしゃ食べる 〜恋をやめられない私たち〜 」を読みました。noteで人気のちゃこさんのエッセイから、恋愛の部分だけを抜き出して編集したものらしい。ちゃこさんは30代の主婦だけど、基本的に学生時代の…

コンサル1年目が学ぶこと

大石哲之さんの「コンサル一年目が学ぶこと」を読みました。本の帯に書いてあるのは「できるプロフェッショナルに共通する一生モノのベーシックスキル」とあって、第1章コンサル流話す技術、第2章コンサル流思考術、第3章コンサル流デスクワーク技術、第4章…

世界で最もイノベーティブな組織の作り方

山口周さんの「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」を読みました。これ、あとがきにも書かれていましたが、間違いなく組織論の話です。 ・本当の多様性とは:重要なのは、人と異なる考え方/感じ方をどれだけ組織成員ができるか、そして考えたこと/感…

外資系コンサルの知的生産技術

山口周さんの「外資系コンサルの知的生産技術」を読みました。サブタイトルは「プロだけが知る『99の心得』」。いくつか心に残るところを拾ってみました。 ・「新しさの出し方」を決める:新しさを出すには「広さで出す」のと「深さで出す」のと二つの方向性…

1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック

許成準さんの「1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック」を読みました。Kindle unlimitedで発見。Kindle unlimitedはこういうところが良いのかもしれません。この本では天才たちの「習慣」に目を向けている。それは成功に向けての先天的でない後天的な要…

ファースト・ラブ

島本理生さんの「ファースト・ラブ」を読みました。北川景子さん主演で来年封切りの映画の原作。素直に面白かったです。女子アナ志望の女子大生聖山環菜が試験に失敗した後、父親を刺殺した。「動機は勝手に推察してください」というセリフ。いかにもセンセ…

空に住む

小竹正人さんの「空に住む」を読みました。多部未華子さん主演で、今週末から封切られる映画の原作。「私の家政夫ナギサさん」でまたまた株を上げた多部ちゃんの映画なので見なきゃいけないし、できれば原作を読んでおきたい、そんな動機でしたが、多部ちゃ…

ドクター・デスの遺産

中山七里さんの「ドクター・デスの遺言」を読みました。刑事犬養隼人シリーズの第4弾らしいけど、いわゆる推理小説とは少し違いました。テーマは安楽死。ドクター・デスは安楽死を希望する人に安らかな最期を与えることに信念を持っている。法律的には殺人に…

コロナ後の世界

ジャレド・ダイアモンドさん他の「コロナ後の世界」を読みました。あとがきを読むとわかるのだけど、この本はインタビューがベースになっていて、そのインタビューを開始したのはコロナ以前。きっと本のタイトルも違っていたんだろうなという気がする。登場…

反省記

西和彦さんの「反省記」を読みました。西和彦といえば、ASCIIの生みの親で、日本マイクロソフトの社長(実はアスキー・マイクロソフトの社長で、その後生まれた日本マイクロソフトとは関係なかった)、ビル・ゲイツとタメで話せる天才・・・というイメージで…

D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略

佐々木康裕さんの「D2C 『世界観』と『テクノロジー』で勝つブランド戦略」を読みました。簡単にいうとタイトルが全て。もう少し丁寧にいうなら、新しい消費の価値観を持つミレニアル世代以下のターゲットに対し、ユニークな世界観を下敷きにしたプロダクト…

仮想空間シフト

尾原和啓さんと山口周さんの対談本でもある「仮想空間シフト」を読みました。まず、この「仮想空間の解像度を上げる四象限」という図がとても良かった。特に横軸。目的型は仮想空間に移行できるけど、非目的型は必ずしも仮想空間には向かない?という整理は…

アフター・デジタル2

藤井保文さんの「アフターデジタル2 UXと自由」を読みました。前著「アフターデジタル」もとても刺激的な内容でしたが、これもまた凄い。どうも香港の動向とか見ていると中国という国には批判的な目線しか持てないけど、この本に書かれている中国は正に手本…

望み

雫井脩介さんの「望み」を読みました。読み終わって、本当に悲しかった。それと、この夫婦はこの後上手く行かなくなってしまうのではないかと思ってしまった。幸せな家庭が壊れるのは簡単だなとも。 少年の遺体が見つかった。事故を起こした車のトランクから…

夢をかなえるゾウ 4 ガネーシャと死神

水野敬也さんの「夢をかなえるゾウ 4 ガネーシャと死神」を読みました。「夢をかなえるゾウ」はベストセラーになった最初の1冊と2冊目は読んだ記憶がある。ガネーシャは相変わらずだけど、意外にいいことをいう。 ◆「ガネーシャの教え」 ・健康に良いことを…

アンダーグラウンド

村上春樹さんの「アンダーグラウンド」を読みました。最近ずっと村上春樹さんの本を読んでいて、かつてから気になっていたけど、どうしても手が付けられなかったノンフィクションである「アンダーグラウンド」を読みたくなりました。今なぜ地下鉄サリン事件…

一人称単数

村上春樹さんの最新刊、「一人称単数」を読みました。いわゆる短編集で、作風もあまり統一された感じではなく、これまで発表された短編を取り集めましたというのが正解なのかもしれない。それでも、村上春樹さんらしさというのが随所に感じられました。個人…

騎士団長殺し 第2部:遷ろうメタファー編(下)

村上春樹さんの「騎士団長殺し」ついに読了しました。やっぱり村上春樹ワールドっていうのはとても独特で、ストーリーだけを語るとそれほど面白い感じでもないし、推理小説にあるような、なるほどと思わせるトリックがある訳でもないのだけど、とにかくグイ…

騎士団長殺し 第2部:遷ろうメタファー編(上)

第3巻に入って、「スバルフォレスターの男」を描き、免色の依頼により「秋川まりえの肖像画」をそして、自分のために「穴」に係る風景画を並行して描く。前者の絵は肖像画と言いながら抽象的な画風、そして後者はスーパーリアリズム。対照的な絵だけれどもい…

騎士団長殺し 第1部:顕れるイデア編(下)

村上春樹さんの「騎士団長殺し 第1部:顕れるイデア編(下)」を読みました。益々引き込まれています。免色というとても不思議な人物。穴から出てきたイデアである騎士団長。村上ワールドらしい登場人物。そして、彼らとの繋がりにより再び画家としての創作…

騎士団長殺し 第1部:顕れるイデア編(上)

村上春樹さんの「騎士団長殺し 第1部:顕れるイデア編(上)」を読みました。本当は単行本発売すぐに購入したのだけど、持ち歩きを考えて文庫本を再購入。やっぱり凄いない。完全に村上春樹ワールドだと思いました。何だかわからないけど引き込まれる不思議…

女と男 なぜわかりあえないのか

橘玲さんの「女と男 なぜわかりあえないのか」を読みました。「言ってはいけない」シリーズの進化生物学の視点からの本。まとめるのも何なので色々ピックアップしてみました。 ・「男女平等」の世の中では、「男と女は同じでなければならない」とされている…

女帝 小池百合子

石井妙子さんの「女帝 小池百合子」を読みました。ここに書いてあることが本当なら、そして多分本当だと思っているのだけど、東京都民、そして日本国民は大変危険な選択をしている。彼女には虚言癖がある。もちろん、政治家なので大風呂敷を広げることがあっ…

明け方の若者たち

カツセマサヒコさんの「明け方の若者たち」を読みました。王様のブランチで紹介された本。ちょっと迷っていたけど、あの人のブログでも感想が述べられていた。彼女の推薦なら間違いなさそう。 サラリーマンを30年もやっていると、こういう若者っていかにもい…

コーポレート・トランスフォーメーション

富山和彦さんの「コーポレート・トランスフォーメーション」を読みました。先月読んだ「コロナショック・サバイバル」の続編。いつものようにGの世界つまりグローバルな世界とLの世界、ローカルな世界の話になる。Gの世界では世界が相手。世界で一番にならな…

吉田修一さんの「路」を読みました。一言でいうと台湾新幹線導入の話なのだけど、もちろんそういう開発というかプロジェクトX的な話ではなく、あくまでもそれに係わるあるいはその周辺にいる「人」の話であり人間ドラマ。中心は日本人と台湾人の交流なのかな…

旅のつばくろ

沢木耕太郎さんの「旅のつばくろ」を読みました。JRの電車内の雑誌に連載されていたものらしいけど、あまり読んだ記憶がない。飛行機の中の雑誌は結構読んだりするのだけど、そして、その中の旅行にまつわるエッセイは好きだったりするけど、何だか不思議な…

東京改造計画

堀江貴文さんの「東京改造計画」を読みました。なるほどって思うところ、確かにたくさんありました。公平を意識するあまり、全員が不幸なレベルで平等になっているというのかな。ビジネスモデルを変えるだけで、トータルの満足度が劇的に上がる部分というの…

女がそんなことで喜ぶと思うなよ

鈴木涼美さんの「女がそんなことで喜ぶと思うなよ」を読みました。彼女のコラムは毎度読まさせて頂いて、なるほどなって思うことも多くて大変参考になりますが、そういうコラムをまとめたもの。本当は最新版を買いたかったのだけど、生憎Kindleで手に入らな…

猫を棄てる

村上春樹さんの「猫を棄てる」を読みました。サブタイトルが示すように、父親についてのエッセイというか文章だ。父が語ることのなかった戦争。学徒動員の形で3回の兵役を経験した父親。生きて帰ってこられたのはある意味での奇蹟。本人がどれだけ意識してい…