りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

明け方の若者たち

 カツセマサヒコさんの「明け方の若者たち」を読みました。王様のブランチで紹介された本。ちょっと迷っていたけど、あの人のブログでも感想が述べられていた。彼女の推薦なら間違いなさそう。

サラリーマンを30年もやっていると、こういう若者っていかにもいそうだし、「いい加減目を覚まして真面目に生きなさい」と言いたくなるところはあります。でも、人をそんなに真剣に愛せるエネルギーってやっぱりすごい。付き合って何がある訳でもなくて、抱き合って何がある訳でもなくて、ただただ一緒にいるだけで幸せ。同じ時間と同じ空間を共有して、好きなものを好きと言って、つまらない現実をつまらないといって、でも間違いなく愛があって、愛があることだけに満足しちゃうって、凄いな。

でも、彼女と別れた理由は唖然。えっ!まさかという理由。落ち込みます。そこまで愛していたなら、そしてそれだけ大切な人を失うなんて・・・愛する人を失って辛いこと。相手の好きなものを見つけてももう伝えられないこと。彼女が好きだった漫画の復刻、彼女と見た映画の続編、全く伝えられなくなる。判るような気がするな。その喪失感たるや・・・

明け方の若者たち (幻冬舎単行本)

明け方の若者たち (幻冬舎単行本)

 

[DATA]

今月の読書 6冊

1月からの読書34冊