読書
越川慎司さんの「世界の一流は『休日』に何をしているか」を読みました。基本的に週末の2日を積極的にエネルギーをチャージする時間(休養)と知的エネルギーを蓄える時間(教養)と位置付けていること。昔、松下幸之助さんが週休二日制を導入した際の言葉「…
山口周さんの「読書を仕事につなげる技術」を読みました。この本、いつか読んだようなデジャブ感もあったけど、まず巻末の図書紹介はとても参考になる。特にマンダラの中心部の6冊の本は常備したいと思った。あと、自分にとって参考となったこの本の主張は3…
村上春樹さんの短編小説集「一人称単数」を読みました。う~ん、やっぱり引き込まれます。何なんだろう。どの作品もストーリーとしてとても面白いというのではなく、いろんな形で心に引っかかる作品というのか、とても印象に残る作品。語り口は相変わらず独…
花田菜々子さんの「出会い系サイトで70人と実際に会って、その人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」を読みました。まさにタイトルが全てを表していて、本好きでビレッジバンガードの店長だった主人公が、結婚生活でも仕事でも転機を迎え、タイトル…
慶應大学今井むつみ先生の最終講義らしい。帯にも書いてあるように、「人はわかっていても間違え、偏った視野をもち、誤解するもの。だからこそ、どう学び、人とつきあい、社会を生き抜いて行くかを考えることが大事」。まさに、その通りと思います。この講…
朱野帰子さんの「対岸の家事」を読みました。ドラマの原作。通読してみて、ドラマは細部はもちろん違うけど、割と原作に忠実に作られている印象を持った。あとがきに「私は働く女性」を書いてきたという朱野さんの言葉。家事、特に小さな子供子育ては立派な…
村田沙耶香さんの「消滅世界」を読みました。精通もしくは初潮を迎えたら、人間は避妊手術を受け、妊娠は人工授精によって効率的に行われる。生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間のセックスは近親相姦としてタブー視され、恋や快楽の対象は家族とは別の恋…
ジャン・ドミニック・ボービーさんの「潜水服は蝶の夢を見る」を読みました。ELLEの編集長であった43歳のある日、彼は突然脳梗塞に襲われる。20日間の昏睡状態から生還した彼は、ロックトイン症候群、いわゆる植物人間となりながら、意識だけは正常という難…
東野圭吾さんの「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を読みました。この秋封切られる映画の原作。ブラック・ショーマンは福山雅治さんだけど、主役は架純ちゃんになるのかな。まずは、映画が楽しみ。 自分のつたない読書歴によると、東野圭吾さんの作…
岡野原大輔先生の「大規模言語モデルは新たな知能か」を読みました。ところどころ大事だと思ったところをピックアップ。「今、 A Iの普及で大きな役割を果たしている機械学習は、帰納的なアプローチの代表であり、データからルールや知識を獲得する。その一…
04:10ごろトイレで目が覚めたのだけど、何となくベッドでグダグダしていたら04:42になり、めざましが鳴ってしまった。やっぱり飲んだ翌日はスッキリしない。雨上がりのどんよりした朝、天気は再び下り坂らしい。 山田尚史さんの「きみには冷笑は似合わない。…
田口善弘先生の「知性とはなにか」を読みました。まずこの本の第一の主張は、「大規模言語モデルLLMの構造は非線形非平衡多自由度系と何も変わらない」ということ。結構人工知能の歴史について触れている。中でなるほどと思ったのは人工知能に常識を持たせる…
本日も雨、そして寒い。佑香ちゃんは今日もダウンにマフラーだったので、コートにマフラー。広尾晃さんの「データ・ボール」を読みました。面白い。大谷さんやダルビッシュがデータを活用しているのは有名な話。それから、映画にもなったセイバーメトリクス…
栗原聡先生の「AIにはできない」を読了。キーワードとして抜き出したのは、群知能、創発、Transformer 、言語モデルのスケーリング則、おもてなし、早い思考・遅い思考、因果推論、そして「木を見る西洋人、森を見る東洋人」。群知能はAI(エージェント)が多…
新井紀子先生の「シン読解力」を読んだ。先生の主張は学習言語(教科書や問題のための言語)と生活言語とは異なり、学習言語も科目によって違う。学習言語力は15歳くらいまでは成長とともに上がって行く傾向は見られるが、そこで頭打ちになるのが一般的。読書…
昨晩も遅くなったので朝は眠い。でも、めざましより早く04:40位に目が覚めた。なんか久しぶりいつもの電車への乗車。まずはめざまし星占い、1位。素直にうれしい。要員会議は予定通りに無回答で終わった。 富山和彦さんの「ホワイトカラー消滅」を読みました…
橘玲さんの「テクノ・リバタリアン」を読みました。話の中心は、4人の天才。ピーター・テイール、ビタリック・ブテリン、サム・アルトマンそしてイーロン・マスク。橘さんは以前から「リバタリアン」「リバタリアニズム」についての話はいろいろな局面で書い…
三宅香帆さんの「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読みました。とても読みごたえがありました。いろいろな引用もあって、研究論文を読んでいるような内容。ただ、必要な情報だけを求めていくと、どうしても偏りが出るし、全体のコンテクストから理…
池谷裕二先生と紺野大地先生の「脳と人工知能」を読みました。脳と人工知能の進歩が時間や空間、身体といったあらゆる制約から解放し、人類の可能性を拓いていくというのがこの本のはじまり。将棋の藤井聡太四冠の「人工知能ソフトを使っていると、自分が気…
羽生祥子さんの「ダイバーシティ 女性活躍はなぜ進まない?」を読みました。そして講演も聴きました。本よりも講演の方がテンポよくて良かった。少し勘違いしていたのは、フェミニズム的な考え方では全くないこと。働きたい、活躍したいという女性に対して、…
麻生要一さんの「新規事業の実践論」を読みました。最近、本を読んでもメモを書いていなかったのだけど、久しぶりに書いてみたいと思った本。タイトル通り実践論です。 新規事業は千三つ。つまり1%も成功しない難しいものなのだけど、それをいくつも成功させ…
チャッピ−加藤さんの「小泉今日子の音楽」を読む。面白かった。キョンキョンはもちろん大好きな歌手であり女優だけど、彼女をずっとアイドルとしか見ていなかった事を大きく反省。彼女の音楽がどれだけバラエティーに富んで、才能豊かなものであるのか。どれ…
苅谷剛彦先生の「知的複眼思考法」を読みました。いろいろあるのだけど、メモしたのは以下。情報を正確に読み取る力。物事の論理の道筋を追う力。受け取った情報をもとに、自分の論理をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考え方を基礎にしてこそ「…
山根承子さんの「努力は仕組化できる」を読みました。気になったポイントは以下なのだけど、結局適切なフィードバックで目標を修正していくこと。その理由は自分自身の努力を適切に評価して納得していくことなのかなと思いました。あと2か月頑張れば、努力は…
新しい年度の始まり。三宅香帆さんの「『好き』を言語化する技術」を読みました。ポイントは細かいテクニックはさておき、まずは思ったことをメモに残すことみたいだ。そして、読み手との距離感を明確にする。また、「推し」の良さを表現するだけではなく、…
" data-en-clipboard="true">いつか見たいと思っていた作品。色々曰く付きの映画となってしまったけど、恋愛映画としての出来は良いのではないかと思う。それは、人が人を好きになるということが本能的なものであって、理屈ではないということを上手く表現で…
片野秀樹さんの「休養学」を読む。疲労は未病であること。基本は睡眠、栄養、運動をバランスよくなのだけど、栄養を摂りすぎないという栄養学、自律神経(交感神経と副交感神経)を意識した睡眠の質については、少し違った見方ができるようになったような気が…
Microsoftのエンジニア、牛尾剛さんの「世界一流エンジニアの思考法」を読みました。少し前のベストセラーだけど、勝手にノウハウ本みたいなものと決めつけて積読していました。が、全然違う。間違いなく世界一流エンジニアの人たちに刺激を受けての話なのだ…
井沢元彦さんの「真・日本史」を読みました。井沢さんの主張は昔から一貫していて、キーワードは「言霊」「穢れ」「怨霊鎮魂」なのかな。無意識のうちに日本人を縛っている思想であることと考えれば、それは宗教といってもおかしくない。日本の歴史は宗教を…
丸山却外先生の「『修証義』解説」を読みました。修証義は曹洞宗では重要な教本で、道元禅師の「正法眼蔵」の抜粋的な位置づけという認識。懺悔し、清浄な身となったからには仏法僧の三宝に帰依し、仏戒を受ければ仏の世界に入れるのだというのが大意。 メモ…