海のはじまりの第4話。今日は水季と弥生の回想シーン。突然授かった命。水季は早々に堕ろす決断をし、弥生は・・・おそらく一緒に考えてほしかったのだと思う。水季の言うままに同意書にサインする夏。一方で弥生の相手は有無を言わさず堕ろす話を進める。実家に帰った水季は母親の母子手帳を見ることで考えを変える。母子手帳にはどれだけ望まれた命だったのか、どれだけ自分が愛されていたのかが記されていたのだと思う。こんなにも苦労してやっとの思いで水季を産んだ母がいる。自分は本当に子どもを欲しくないのか?その答えが海を産む決断につながったのだと思う。弥生さんは相手の言うままに、望まれない命を堕胎した。海ちゃんへの愛は亡くした命の代わり。そう思う気持ちが海ちゃんを遠ざける。ただ、ここで夏君と弥生さんをくっつけたのは海ちゃんだった。お互いがお互いを好きなのに、何で一緒にいちゃいけないのか?深く考えることなく、自然に一緒にいれば良いのではないか?そんな彼女の言葉が、夏君と弥生さんの中にあったわだかまりを少しずつ解消してくれる。少しずつ少しずつ皆の気持ちがほぐれていく。まだ、実家には水季の遺骨が置いてある。気持ちの整理がつくのには、まだまだ時間が必要そう。
スピンオフドラマを2話、TVerで見る。ドラマでは見られない側面。1話は夏君と大和の出会いと兄弟になっていくまで。第2話は夏君のアパートにいる水季さんと大和との関係。どちらも軽くみられるドラマだけど、何となく背景が判るところもあり、また水季さんという人への誤解も少しずつほぐれていくような作品でした。来週も楽しみ。