りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

寝ても覚めても

いつか見たいと思っていた作品。色々曰く付きの映画となってしまったけど、恋愛映画としての出来は良いのではないかと思う。それは、人が人を好きになるということが本能的なものであって、理屈ではないということを上手く表現できているからとしか言いようがない。それにしても、人を愛することってやっぱり理屈では無いんだろうなと改めて思った。何だかわからないけど惹かれてしまう。理性では説明できないことを、自らの行動として起こってしまう。もちろん説明できる愛もある。優しさとか思いやりとか、大切にされているという実感。ただ、そういう愛情を時に本能で惹かれる愛情が凌駕してしまう時がある。何となくそういうものを感じてしまった。でも、最後は戻るのね。冷静になればそういう風に思えるのかもしれない。それがちょっと救いでもあるような気がした。
監督:滝口竜介
脚本:田中幸子、滝口竜介