りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

シン読解力

新井紀子先生の「シン読解力」を読んだ。先生の主張は学習言語(教科書や問題のための言語)と生活言語とは異なり、学習言語も科目によって違う。学習言語力は15歳くらいまでは成長とともに上がって行く傾向は見られるが、そこで頭打ちになるのが一般的。読書をすることによって、生活言語力は上がるかもしれないが、学習言語を意識して身につけないと、その科目が苦手科目になってしまう可能性があるというもの。巻末にドリルが少し付いていて、これはこれから取り組んでみたい。ただ、この話とは別に、前半にはAIの限界のような話が出てきて、要するに「良し悪しを明確に定義できないもの」例えば、「良い政治」とかは学習データに○×がつけ辛いのでモデル化しにくいという話と、外れ値の予測はAIが苦手というのは何となく分かった。前者ははっきりと◯×をつけられないとしても、多くの人が良いと思うものをベースに◯は付けられるような気がするけど、外れ値問題は統計処理をしている以上難しいのはよく分かる。