新しい年度の始まり。
三宅香帆さんの「『好き』を言語化する技術」を読みました。ポイントは細かいテクニックはさておき、まずは思ったことをメモに残すことみたいだ。そして、読み手との距離感を明確にする。また、「推し」の良さを表現するだけではなく、推しを好きな自分(あるいは他人)のことを書いてみるなど、視点を変えることも有用。そして、気になったところを細分化する。推敲する。好きな作家の文体を真似てみるとかな。いずれにせよ、まずはメモっておく事が重要ということで、自分のアプローチは間違っていなかったようで安心した。
「面白さは共感と驚き」だそうで、「共感」とは自分も同じような体験と感情を知っていて、それをぴったりする言葉にしてもらったことへの快感。「驚き」とはそれまで見た事もなかった手法に出会った時の快感。いずれにせよこれらが面白さを際立たせる。
あと、気になったのは「感想のオリジナリティは細かさに宿る」「自分の好みを言語化する事で、自分への理解が深まる」の2つ。その通りだと思います。