川村元気さんの「仕事。」を読みました。期待通りです。期待以上かもしれません。山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一。これだけの人に「仕事」をテーマにして話を聴いて、つまらない訳がない。もちろん皆すごいのだけど、篠山紀信さんが一番読んでいて面白かった。なぜか?とにかくダイナミックな力を感じたということでしょうか。あと、そんなにファンでもないのだけど、宮崎駿さんの仕事へのこだわりもとても好きな感じがしました。
この本のタイトルは「仕事。」。「仕事」ではなく「仕事。」。これは「人生を楽しくするために働く。」それを「仕事。」と定義しているようだ。読んでいて、本当にそうなのかな?と思ってしまいました。出てきたプロフェッショナル達は、人生を楽しくするために働いていたのか?楽しむのではなく働くことが人生なんじゃないか、その人たちのレーゾンデートルというか、自分が自分であるために働く。そんな印象を受けました。この本、とても気に入っています。
- 作者: 川村元気
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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