りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

コーポレート・トランスフォーメーション

 富山和彦さんの「コーポレート・トランスフォーメーション」を読みました。先月読んだ「コロナショック・サバイバル」の続編。いつものようにGの世界つまりグローバルな世界とLの世界、ローカルな世界の話になる。Gの世界では世界が相手。世界で一番にならなければならないということ。それはもちろん大変なことだけど、世界一になればプラットフォーマーとして巨万の富を得られる構図。まあ、当然格差を生む。かつての日本は日本型モデルで世界一になっていたけど、そのモデルはもう古い。日本のモノ作りは今や中国や新興国と闘わなければならなくなり、苦戦。一方、Lの世界はローカルで一番になればいい。地域という限られた世界なので、グローバルな企業が参入してくることも少ない(まあ、ケースバイケースでしょうけど)。そして、そのLの世界は非効率の塊。DXならぬCXの効果が覿面に得られる世界。折しも、リモートワークができる態勢が出来上がってきた。Gの世界でトップを目指すか、Lの世界でかけがえのない人材になることを目指すのか、の選択が重要だというのがポイントかな。

両利きの経営、経営はキャッシュフローが大事ということも前著で述べられていたことだけど、再び。本業で稼いで新しい投資をする。内部留保を貯めろというと色々問題あるのだけど、まずは本業で稼がないと投資ができない。バランスが大事ですね。もう少し周辺の知識を深めたいと思いました。

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