りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

反省記

 西和彦さんの「反省記」を読みました。西和彦といえば、ASCIIの生みの親で、日本マイクロソフトの社長(実はアスキーマイクロソフトの社長で、その後生まれた日本マイクロソフトとは関係なかった)、ビル・ゲイツとタメで話せる天才・・・というイメージでしたが、そしてほぼその通りでしたが、正に波乱万丈、なるほど今はそういうところに落ち着いたのかな・・・という感じでした。とにかくいつの間にか表舞台から消えてしまっていたけど、そういう事情があったのかというのが、この本を読んだ正直な感想。面白くてほとんど一気読みでした。とにかくコンピュータが好きで、大好きだから見ているものがあって、そういう夢に向かうところに妥協がなくて、でも見えていない人には無謀に見えて、衝突して敵を作ってということなんでしょうか。

それはそれとして、松下電器のこの話がちょっと印象に残りました。「相棒と二人で仕事をするときは、何も言わんでも仕事ができる。『あ』と言うたら、『うん』という感じで仕事ができる。 10 人の人と一緒に仕事をするときは、どうか?  10 人まではああせいこうせいと命令することができる。 だけど、100人の人と仕事をするときには、教えるような気持ちで仕事をせんとあかん。 1000人の人と一緒に仕事をするときには、『君ら頼むわ』『一つよろしくお願いします』という気持ちじゃないと仕事がでけへん。」そして、1万人の働くときは「諸君らの幸運を祈ると、祈るような気持ちでいないと、1万人の人は動いてくれない」っていうところかな。人それぞれに、できるフィールドがあるような気がしました。

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