りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

東京改造計画

 堀江貴文さんの「東京改造計画」を読みました。なるほどって思うところ、確かにたくさんありました。公平を意識するあまり、全員が不幸なレベルで平等になっているというのかな。ビジネスモデルを変えるだけで、トータルの満足度が劇的に上がる部分というのは確かにたくさんあるのだろうし、誰かが提言するだけでなく、一人一人が考えて、世の中を作っていく市民の力っていうのも必要なんじゃないかと改めて考えさせられました。確かに、ネットで叩かれていた内容もあって、全てをそのまま受け入れられるものではないけれでど、その点で感情的に反発するより、一つ一つをきちんと議論の俎上に載せていけばよいような気がした。少なくとも、有料道路にリベニューマネジメントを入れるのは理にかなっている。都のゴルフ場だからといって、全てを抽選で利用するだけでなく、ベネフィットに合うように利用の仕方を設計するのも正しい。政治屋のパフォーマンスに目を向けるだけでなく、政策の中身と実行力を問うべきというのは正しい姿。東京都民ではないけれど、都知事選を前に良い問題提起だったと思いました。

・日本人は「全員平等にしよう」と考えすぎて、結局「全員貧乏」になってしまっている

・ウィズコロナの時代のキーワードは「3S」だ。「スピード」「スマート」「スモール」。オンライン化できるところはすべてオンラインにする。無駄な接触や移動をなくす。
・どうすれば首都高の渋滞を解消できるのだろう。答えは超簡単だ。ダイナミック・プライシング(価格変動設定)を導入すればいいのである。混雑時は料金が自動的に高くなるようにするのだ。
・ETCは時速150キロ以上で走る車でも計測できるハイスペックなシステムなので、あのゲート自体は無用の長物なのだ。
・日本人の労働生産性は驚くほど低い。無駄な時間が多すぎるのだ。  財布から小銭を出す時間、切符を買う時間、有人レジに並ぶ時間、意味のない会議の時間、くだらない電話の時間。すべて無駄だ。人生は有限だ。一秒残らず使い切ろう。
・卸売業なんてテレワークでできるに決まっているのに、あの世界には未だに古臭い精神論と根性論がはびこっている。・・・ガチガチの縦社会で固まっており、毎日早起きして現場に顔を見せなければ、仲買人から良い魚を卸してもらえないのだ。
・目利き師としてのキュレーターが優れていれば、寿司店はキュレーターを信頼して仕入れをテレワーク化できる。
・2019年にラグビーのワールドカップが開かれたとき、NTTドコモが8Kのテスト放送をしていた。あの映像は臨場感がハンパではない。・・・ウィズコロナの時代には後方の席でライブ鑑賞するよりも、パブリック・ビューイングのほうが臨場感もあるし人気が出るかもしれない。
・たまたま入った学校の先生に教わるより、日本一教え方が上手い林先生の授業をオンラインで受けたほうがよっぽど学びになる。・・・では現場の先生は何の仕事をするのか。  授業についていけない偏差値 50 未満の子どもたちをターゲットに、チューター(個人指導の教師)として進捗サポートをするのだ。・・・現場の先生は「教えること」ではなく生徒の勉強習慣やモチベーション維持を丁寧にサポートすることがメインになっていく。これは極めて重要な仕事だ。
・「悪いものは悪い」と言って議論をすることすら否定した瞬間、人は思考停止する。これは危険だ。
・外国語やテクノロジーを学び続け、常に自分を変化させることができる人が都政を回すようになると良い。

東京改造計画 (NewsPicks Book)

東京改造計画 (NewsPicks Book)

 

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