りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

わたしは、ダニエル・ブレイク

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それにしても、何か本当に報われないな。でも、これが現実なのかもしれない。心臓の病気で働きたくても働けない状況に追い込まれながら、役所の手続きの壁にはじかれて支援が受けられない。それでも、そのような本当に厳しい中でも、困った人を見つけたら手を差し伸べることはできる。そこには自然の交流が生まれる。それが人間の人間としての尊厳なのかもしれない。
日本の現実もそうなのだけど、不正を防ぐ目的で、役所の手続きはやたらと煩雑で面倒くさい。残念なことに本当に困っている人たちは、実はそういう手続きを利用するだけのリテラシーが無かったりする。結果として、支援が届けられない。一方で、不正に受給している人たちが多いことも、それが社会保障の財源を圧迫しているのも事実。本当に社会デザインがどうあるべきかを考えさせられる作品でした。

わたしは、ダニエル・ブレイク