連休最終日。グランメゾン・パリを見てきました。木村拓哉はカッコいいし、何でも器用にこなす。半端ないレベルで。でも、何をやってもキムタクといわれてしまうだけあって、ストーリーはある程度最初から見えていた感じ・・・それでも、十分面白かった。本場パリで東洋人がミシュランの3つ星を取る。それは半端なことではないし、東洋人故のハンディキャップも当然あるだろう。それを乗り越えて納得させるには、人知れぬ努力とあきらめない気持ち、創造力も斬新さも必要。そこにこだわるなら、妥協は許されない。でも、料理はシェフ一人だけではできない。妥協を許さない点はチームに徹底されなけれっばならないし、お互いの存在がプラスに働くシナジー効果も必要。それはチームワークというと少し陳腐で、高いレベルのプロフェッショナリズム。一言でいえばそういうストーリー。だから、ストーリーは見えていたのだけど、十分楽しめたのは、やっぱり繰り出される料理が本当に創造力豊かで斬新なコースだったこともあるし、そういう決められたストーリーをしっかり演じられる主役と周りの役者の演技力があってなのではないかと思った。何人かの人が書いていたけど、グランメゾン・東京側ももう少し出番があると良かったような気もする。十分堪能できました。
監督:塚原あゆ子
脚本:黒岩勉