りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

スロートレイン

野木亜希子さん脚本のTBSの新春スペシャルドラマ「スロウトレイン」を1日遅れで見る。これ、「当て書き」だったかな。主演の3人のセリフに、いかにも松たか子さん、多部未華子さん、松坂桃李さんらしい感じが出ていました。

両親と祖母をいっぺんに亡くした3人兄弟。物語は、両親を亡くしたその時が起点ではなく、その23回忌の帰り道から。多部さんが案じる二女都子は、とても自由奔放な設定。今回も韓国釜山に引っ越すと告げるところから始まる。付き合っているボーイフレンドの出店を手伝うことが目的だが、姉にはなかなか本当のことが言えない。姉葉子のお小言はいつでも、いかにも、ごもっとも。計画的にしっかり生きろと言われても、いつ死んでしまうか判らないのに、そんな先のことを考えて計画的には生きられないというのが彼女の本音?ある日突然当たり前のことが当たり前でなくなる現実を知っている。弟の潮は過ぎたる幸せよりも目の前にある慎ましやかな幸せを大切にしたいという思いが強い。ここにも過ぎたる幸せはを望まない生き方がある。というと、何だか重苦しいけど、テンポが軽快で、とても楽しいドラマでした。心に刻まれたのは、他人のせいにしない。自分の選択の結果は自分で引き受けることということ。いずれにせよ、良かったです。