りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

僕たちはもう働かなくていい

 堀江貴文さんの「僕たちはもう働かなくていい」を読みました。凄く簡単にいってしまうと、AIやロボットが進化して、人間にとって「やりたくない仕事」をどんどん引き受けてくれるようになるので、人間は好きなことだけを一生懸命やればよい世の中になるという話。AIやロボット研究の最先端の研究者を訪ね、実際の技術に触れて、ホリエモンさんは確信を持ったということなんだと思う。まず、AIに仕事を奪われるというようなネガティブなことは考えなくていい。人類はその進化の過程のなかで、色々な技術を取り入れ、生活を豊かにしてきた。もちろんそれにより無くなった仕事もあるわけだけど、それ以上に新しい仕事が創出されてきた訳なので、もっとポジティブに考えたらいいというのが基本スタンス。働きたくない人にはベーシックインカムというのもあるだろう。だから「僕たちはもう働かなくていい。嫌な仕事、面倒なことはしなくていい。これからの時代、生き残れるのは、安定した仕事を与えられた人でも、お金持ちでもない。 働かなくてもいい世界で、なおモチベーションを持ち、何かの行動を起こせる人が、生き残れる のだ。 AIやロボットは、そうした人たちをふるい出すツールでもある。」ということになるのだ。大切なことは「AIやロボットによってリデザインされる世界を、どう生きるか」ということ。ただ、「人が働く根源的なモチベーションは、楽しいから、好きだから。それが基本だ」という立場に立てば、働くのではなく「楽しいから」「好きだから」ということをやり続ければいいというのが結論である。何ともポジティブで明るい未来・・・でも、説得力はある。ただし、「好きなこと」をきちんと自覚できない人間にとっては、より難しい時代のような気もする。

僕たちはもう働かなくていい(小学館新書)
 

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今月の読書 4冊