りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

人工知能に哲学を教えたら

 「ホモ・デウス」を読んだ後、積読されていた「人工知能に哲学を教えたら」を読みました。哲学者の視点から人工知能を考えた本で、思考実験という形で色々なテーマを考えてみる本、とても勉強になりました。「ホモ・デウス」でも正しさをジャッジするのに倫理の問題というのが大きく関与していたと思うけど、AIは無人化の形で意思決定をするものであるから、主体として倫理が問われる存在であるということかな。テーマは、「正義」「脳」「芸術家」「恋愛」「労働者」「宗教」「遺伝子」の7つだけど結論から言うと、程度問題という形で白黒は付けられない感じだけど、データ化が進めば人工知能はかなりのところで人間に近づき、超えていくことは間違いないなという印象を持った。世の中はAIを使う人とAIに使われる人に分かれてしまうことも説得力がある。そして、リカレントではないけれども、時代時代で自分の役割を再確認し、自分を順応させられる人だけが生き残れるのだなと改めて考えさせられました。

人工知能に哲学を教えたら (SB新書)

人工知能に哲学を教えたら (SB新書)

 

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