りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

刑務所わず

堀江貴文さんの「刑務所わず」を読みました。「刑務所なう。」があって、「刑務所なう。シーズン2」があって、今回が完結編。普通の獄中記とはちがって、あまり暗いところがなく、ある意味面白おかしく刑務所生活を伝えているわけですが、シリーズを通して、そういう世界でも常に前向きな姿勢をすごく感じます。特に感じたのは最初の「刑務所なう。」だったかな。この「刑務所わず」はむしろ刑務所での生活に慣れていってしまうところが描かれていて、また刑務所の中ヒエラルキーが歴然と形成され、その中である程度のポジションを占めてしまうと、意外に暮らしやすいのかもしれないと感じさせられるところがありました。もちろん、服役というのがそんなに楽なわけではなく、お箸や歯ブラシなどを呑み込んで、無理にでも外に出たいという気持ちは何となくわかる気がしました。ただ、一番感じたのは、刑務所の中の人というのが意外に普通の人であるということ。何かの間違いで、そういう一線を越えてしまうことがあったのかもしれませんが、そこにいる人は特別な人ではなく普通の人であるということが、とても印象に残りました。一方で、服役者の再犯率の高さ。普通の人とはいえ、社会に戻ると差別とかいろいろ大変なんでしょうね。そういうことを強く感じました。

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今月の読書 6冊
1月からの読書 17冊

今日は朝から雨。走れない休日なのでパラパラっと本を読んで午前中を過ごしました。この2か月くらい、本も集中できなくて、途中で放棄した本が山ほど。まあ、そもそもきちんと読み切ることにそれほど意味はないのかもしれませんが、この辺も気持ち次第かなと感じています。