りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

The Days

NETFLIXのオリジナルドラマ。全8話なので概ね8時間な訳だけど、ほぼほぼ一気見してしまいました。事実に基づく物語。東日本大震災時の福島第一原発の人たちのお話です。まったく同じテーマで、映画「Fukushima50」というのがあって、当然これも見たけど、こちらの方がもっと絶望的な、もっと危機的な感じが出ていたように思う。ちなみに、Fukushima50の自分の感想は以下。

-----

これ、何と言っても実話だから凄い。東日本大震災が起こってた時、毎日テレビに釘付けになっていたけど、実際はこんなことになっていたなんて、想像をはるかに超えた現実がありました。原発を制御する。日本を守る。自分たちの国土を守る。こういう時に、まさに決死の思いで事故に立ち向かう人たち。感動というより感謝しかないです。
それにしても、官邸といい、東電の本社といい、福島の現場の動きを阻害することばかりする。これ、本当なのかな。何となくありそうだけど、これが本当なら酷すぎる。東電は民間会社といっても、組織は官僚っていうのもあるけど、もう少し有事に機能する組織の在り方を考えないと、日本という社会がダメになってしまう気がする。

-----

ただ、この作品の方が、「いろいろやってみて上手くいかなくて、危機はどんどん迫ってきて、官邸(政府)や本社が現場の動きを阻害したりする」そういう追い詰められた絶望感のようなものがより高い密度で伝わってきたような気がする。まあ、官邸には官邸の、本社には本社の理屈もあって、情報が足りな過ぎて何もできない、ただ、どうしようもない危機が迫っていることだけは判っている。官僚は官僚の動きしかしない、確かに怒鳴り散らしたい状況であることは判るけど、本当にダメでしたね。

手を尽くして、いよいよ厳しくなって、多くの人が撤退した時、あれはまさに決死隊だったんですね。家族に打ったメール。本当に涙失くして見られませんでした。日本人は本当にこういう時に責任感が強いな・・・日本人だけじゃないかもしれないけど。とにかく国のため、故郷のために命を、まさに命を懸けて頑張る。本当にありがとうございました。こんな危機を知らずに、テレビを見ていた自分が恥ずかしい気持ちです。