りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ゆれる

久しぶりに「ゆれる」を見ました。以前見たときは、西川監督作品であることを意識していなかったけど、今回はしっかり。そして、タイトルの通り「ゆれる」。最後まで事件の真相は判らなかったりするけど、やっぱり物理的には事故、精神的には殺人だったのではないかなという印象。吊り橋の上で、気持ちは東京に向かっている智恵子を追い詰めたっていうのは確かにあって、智恵子にとって稔は今の暮らしそのものなんじゃないかな。
東京に出て、何となく上手くやっている弟を見て、田舎で真面目に頑張って、でも、何となく智恵子に近づききれない自分に対する気持ちもあるだろうし、そういう兄貴の気持ちが見えてくる弟の気持ちも確かにゆれていくのかな。
刑務所を出たときの稔の顔は、どう理解したらいいのだろう。

ゆれる