りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

アンサングシンデレラ

何となく判っていたことだけど、いざ具体的に明確になると結構気持ちに影響するな。という訳で、今日は予定より少し早めに仕事を終えて、昨日初回放送された石原さとみさんの「アンサングシンデレラ」のビデオを見ました。

サブタイトルは「病院薬剤師の処方箋」というもので、ネットでは「薬剤師は処方箋を書いてはいけない・・・」という批判がみられたけど、ドラマを見てその意味は明確。処方箋という紙は医師にしか書けないけど、薬剤師は単にそれを調剤するだけでなく、患者への最後の砦として患者を理解し、薬の力だけでなく快方に導く意味で使われているという理解。

ただ、「N'sあおい」の時と同じで、患者を助けたいと思うあまり、本来医者の領分であるところにも踏み込んでしまう。もちろん、薬剤師という立場をわきまえているから、あくまで助言なのだけど、もちろんプライドの高い医師からすると鬱陶しい存在。先輩薬剤師もそういう関係を理解しているから、あえて出過ぎたマネはしないわけだけど、石原さとみさん扮する葵さんはその領域に踏み込んでしまう。見ようによっては、「だったら薬剤師でなく、医者を目指したらよかったんじゃない?」にならない理由とバランスがドラマとしては大切なような気がする。ただ、病院というのは、様々な職種の人がいながら、そして、かなりのスペシャリティを要する人たちがいながら、医師を頂点としたヒエラルキーというか階級社会が存在している。そういう階級社会へのアンチテーゼとしての薬剤師だとしたら、今の時代にフィットして面白いような気がする。

石原さとみさんは美人だけど、美人を売りにするのではなく、こういう手に職を持ったプロフェッショナルな職業の役柄を演じる方が素敵な気がする。

アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋