泣きました。卒業式のシーンから、最後まで。原作とはちょっと違ったけど、映画の展開の方が自然かな。登場人物が本当にいい人ばっかりなのだけど、そういう優しさって、やっぱりあるような気がする。石原さとみさんは、もうこういう役から卒業したらいいんじゃないかと思っていたけど、この役はやっぱり彼女にしかできない。貧乏であってもたくましく、楽しく生き、着飾ればどこまでもゴージャス。美しい。自由奔放に見えながら、彼女が隠していた病気。そして、病気であっても、誰よりもみーたんを愛する気持ち。そう、確かにこういう役は石原さとみという女優にしかできない。そして、彼女に限らず、キャスティングは最高でした。主人公と彼氏を繋ぐピアノ。音楽も有効に使われていて良かった。とても良い作品だと思いました。
監督:前田哲