りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

彼女が目覚めるその日まで

Amazonプライムのレコメンド。映画の宣伝にあるように「NYタイムズのベストセラー・ノンフィクション、原因不明の病と闘った一人の女性」というのはいかにも私にレコメンドしたくなる内容。

主人公のスザンナはニューヨーク・ポスト紙で働くビジネスパーソン。恋愛も順調、そんな彼女がある日を境に原因不明の体調不良と闘うことになる。物忘れがひどくなり、大切な取材で、とんでもない失態を犯してしまう。幻覚や幻聴に悩まされて眠れず、遂には全身が痙攣する激しい発作を起こして入院。ところが、検査の結果は「異常なし」。医師たちには原因が不明のために精神科への転院を進めれるが、両親や恋人はスザンナを信じて医師たちの薦めを受け入れない。そんな中医師の一人がかつての恩師を尋ね、彼女の診断を依頼したことから、極めて稀な彼女の病気の原因が発見される。自己免疫性の疾患。もしかしたら、ここから回復までのストーリーも一つのドラマになったかもしれないけど、この映画のモチーフは原因不明の彼女の病気を突き止めることにあったようだ。きわめて稀な病気だけど、原因を突き止められず精神病とされて放置されてしまうことが多かったに違いない。この病気の認知を広めこうした誤りを防ぐこと、それが彼女が作品を残したい意味。ノンフィクションだけに説得力がある。この原作を読んでみたくなりました。

彼女が目覚めるその日まで