りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

真実

真実。なるほど、この映画は真実というタイトルでした。とにかくカトリーヌ・ドヌーヴの存在感が凄い。女優である母親、脚本家である娘。二人の間にある秘密と確執。記憶は確かに都合の良いように書き換えられている。そして今現実で起こっていることも真実なのか演技なのか。自分を演じている本人たちにとっても、どこまでが真実でどこからが演出なのか判らなくなっているのではないか?でも気持ちを伝えるには、自分なりの伝え方がある。たとえ作られた言葉であっても、伝える気持ちが本心なら、それは真実なんじゃないかとそんなものを感じさせられました。
是枝監督は場所をパリに変えても、フランス人の俳優を使っても、しっかりと心の機微を伝えてくる。キャスティングも最高。さすがです。

真実