りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

散歩する侵略者

散歩する侵略者」を見てきました。主演の長澤まさみさん、松田龍平さん、いずれも好きな俳優ですし、黒沢清監督の最新作であれば、見ないわけにはいかない。ただ、この作品、私には難しすぎた。宇宙人が侵略するパターンはいろいろあるけど、人体を乗っ取るのはありがちなパターン。ただ、人々から概念を奪って、街を混乱に陥れるというアイデアはとても面白い。概念を奪われた人が何故か自由になる姿は不思議でもあるのだけど、恐らくそれくらい概念に縛られているということなんだろう。そしてその概念から解放されることで、人間社会の行動規範が崩れていく・・・という理解をしたけど、それと侵略との関係、そして長谷川博己さん演じたジャーナリスト桜井と桜井をガイドとした宇宙人の意味が分からなかった。それと、最後の長澤まさみさん。愛という概念を失ったはずなのだけど、愛を失ったことで彼女はどうなってしまったのか?何か凄いメッセージがありそうなのだけど、残念ながら自分には読みとけなかった。愛を失ったら、人間は廃人になる?とか、そんな単純じゃないような気がするのだけど。

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