野口悠紀雄先生の「日本を破滅から救う経済学」を読みました。経済学というだけあって、経済学的な説明があって、もともと経済学がバックグラウンドではない私からすると、かつて読んだ経済学のうろ覚えの知識で、少し難しいところもありましたが、総じて実証的でわかりやすい実務的な本でした。目次は、第1章「デフレが停滞の原因」という邪教から目覚めよう、第2章いまこそ必要なデフレの経済学、第3章破滅への道を突き進む日本財政、第4章厚生年金は破綻する、第5章消費税による財政再建は可能か、第6章為替レートは何によって変動するか、第7章日本が進むべきは高度知識産業、という構成で、怖いのは円高デフレではなく、円安インフレであるという認識を新たにしました。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: 単行本
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