野口悠紀雄先生の「金融緩和で日本は破綻する」を読みました。先日の「デフレーション」に引き続いてアンチリフレ派です。
アンチリフレ派の人たちは、当たり前ですが金融緩和でデフレは脱却できず、金融緩和は政府が安易に財源を確保するための手段だと指摘しています。そして、最終的には国家が破綻する可能性があるということ。確かに財政規律を働かせることは難しいかもしれません。相変わらず、わかりやすい解説でした。
一方で、アベノミクスは市場で明らかに受け入れられています。円安が良いことなのかはわかりませんが、株高はいい傾向でしょう。これにともなって、ローソンなどでは賃上げの話も出ていますし、日産やホンダも春闘では一時金の100%回答があるようです。インフレ期待で給与所得が上がれば、デフレ脱却もあるのではないかと期待しています。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/02/01
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