芦田愛菜さんと宮本信子さんという組み合わせは阪急電車を思い出す。おばあちゃんと孫娘を演じた二人が今回は友達。共通の話題と、共通の趣味がこれだけの歳の差を乗り越えて友達を作る原動力となる。その対象がBLなのかっていうのはあるけど、多少マイナーな領域であったからこそ、共感力が力になって、歳の差を超えて友達を作る力になるのは間違いない様な気がする。
それにしても、好きなものの力っていうのは大きい。好きだからこそ、語りたくなるし、好きだからこそ語り合える相手が欲しくなる。そして、語り合って安心する。とりあえず、それ以上でもそれ以下でもない作品の様な気がするけど、なんだか心が温まる良い作品でした。
監督:苅山俊輔
脚本:岡田恵和