りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ハヤブサ消防団

池井戸潤さんの「ハヤブサ消防団」を読みました。言わずと知れたテレビドラマの原作です。今回はテレビドラマが先行していて、どうしてもこの先のストーリーが気になったので原作を買って読んでしまいました。だいぶアレンジされているようだけど、改めて宗教っていうのは怖いなと思ってしまった。山口周さんによれば、受験とコンサルティングファーム新興宗教(というかオウム真理教だけど)は昇格のステップが明確であり、それが故に所謂名門大学卒のエリートたちが次々とオウム真理教に染まっていったという考察をしていたけど、ハヤブサ消防団はその辺はあまり触れていない。ただ、最初は警戒していても、親身になって相談に乗ってもらったりするとその宗教に救いを求めてしまうというのはあるのかな。例えそれが、教義のために犯罪を犯すとしても、教義が大事になってしまうんでしょうね。その辺が宗教の恐ろしさ。半沢直樹下町ロケットとは違う、新しい池井戸作品に触れられて良かったです。