まず、知っているつもりでいることがいかに間違っているか。ニュースを通じて、何となく判っているつもりのことがいかに勘違いか。そういう意味で、ファクトフルネスは以下の10大ルールを教えてくれた。
<ファクトフルネスの10大ルール>
1.分析本能を抑えるには、大半の人がどこにいるかを探そう
2.ネガティブ本能を抑えるには、悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう
3.直線本能を抑えるには、直線はいつか曲がることを知ろう
4.恐怖本能を抑えるには、リスクを計算しよう
5.過大視本能を抑えるには、数字比較しよう
6.パターン化本能を抑えるには、分類を疑おう
7.宿命本能を抑えるには。ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
8.単純化本能を抑えるには、一つの知識が全てに応用できないことを覚えておこう
9.犯人捜し本能を抑えるには、誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう。
10.焦り本能を抑えるには、小さな一歩を重ねよう
とにかくデータを見て確認する。そう、数字がなければ、世界は理解できない。でも、数字だけでは世界はわからない。ことも事実。数字をどう解釈するか、それも自分。そして、情報を批判的に見ることも大事だけれど、自分自身を批判的に見ることも大事だということをこの本は教えてくれている。世の中にはニュースがあふれている。それをどう受け取り、どう解釈し、どう行動するかはすべて自分自身なのだということ。偏らない自分になるためにも、ファクトフルネスを忘れないでおきたい。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
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