りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

STAP細胞と小保方さん

STAP細胞の発表で一躍有名になった小保方さんへのバッシングが凄い。論文のコピペとか、不適切な画像とか確かに許されるべきことではない。ネットでの情報を見ている限り、ほとんど擁護派は見当たらない。100%のバッシングといっても過言ではない。ただ、私は少しだけ彼女に同情的なところがあります。成果が嘘だとどうしようもないのだけど、おそらく彼女は何らかの形で研究に貢献していたのだと思います。彼女の周りには一流の研究者がいて、少なくとも一緒に研究し、間違いなく一時は彼女の研究を評価したということは、彼女にはおそらく何らかの形での研究貢献があったのだと思っています。
自分が修士論文を書いていたときは、まだ手書きの時代だったから物理的なコピペはできませんでした。でも、当時から学生のレポートには丸写しっていうのがあったのも事実。自分の修論の中にも先行研究を紹介する章があって、正規分布の再生性を説明するところと正規分布確率密度関数/累積分布関数の漸化式を導出するところは、既存文献の証明を見ながら書いた覚えがあります。学会のレジメではここは結論しか使わないので、引用先を書いているだけですが、修論本体では詳細に証明等を記述したので、証明の順序なんかは引用文献そのままだったところがあります。確かに指導教授に「このパラグラフは○○のP○○〜P○○を抜粋して引用」という記述が曖昧ということで、いちいち「ここは引用」とか「ここは○○を参考にして抜粋」とか詳細に記述しましたが、むしろ、研究の本題は次の章からなんだから、そっちを見てコメントしてって感じだったと思います。
まあ、そういうレベルじゃないのかな。ただ、全否定じゃ無いように感じているんです。このままだと、彼女一人が責任をとって辞任。博士論文も取り下げるようなので、これから彼女が研究者としてやって行くのはきわめて厳しいように感じるんですよね。本当に彼女には何にもなかったのか?本当につぶしちゃって良いのかなってそんな風に感じています。