りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

そんなバカな!

 サイエンスライターである竹内久美子さんの「そんなバカな!」を読みました。サブタイトルは「遺伝子と神について」。ドーキンスの利己的遺伝子の話をベースにいろいろな研究や事例の紹介があり、また彼女なりの解釈があり、サブタイトルの神についてはおそらくそんな延長線上にあったのだと思います。この本、もともとは1987年の本なんですね。もちろん、この分野にそんなに明るいわけではないですが、全然古さを感じませんでした。それと、チンパンジーは本当に残酷ですね。チンパンジーだけでもないのだろうけど、あらゆる生物は自分の遺伝子を残す、つまり繁殖のために多大なる努力と知恵と暴力を使っているのがよく判ります。あと、鷹派と鳩派の場合、鷹派どうしだと致命傷が起こるリスクがあるので、お互いに牽制しあい、直接ぶつかることは少ないらしいが、そこまで至らない鳩派同士の場合はしょっちゅう直接衝突するという話は、核の抑止力のようで考えさせられるものがありました。何かの参考文献に出ていて(何の本だったか忘れましたが・・・)、買っておいたのだけど、ついついKindleの中で積読されて、先日新しいKindleを買った際に中の本を整理していて発見しました。面白かったです。

そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)

そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)

 

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