りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

親父さんの入院

貧血の治療で親父さんが入院することになりました。まあ、貧血の原因に手を打たないので、対処療法といえばそれまでなのだけど、何もしない訳にも行かないので、入院して対処療法してもらうことにしました。

ある程度予想されていましたが、入院は予想以上に大変でした。要介護4の、いや限りなく要介護5に近い老人を移動させること、食事、排便、全てが介護施設のようには行きません。まず、大部屋では無理ということで、個室に移動。差額ベッド代は想定外でしたが止むを得ません。確かに大部屋では無理です。あと、貧血のせいもあるのか、ほとんど寝てしまっている。起きている時間がほとんどなかった。そうなると、人というよりはむしろ物体。ベッドへの移動も半端なく大変でした。しかし、様子を見る限り、ギリギリのところまで待って入院させたという印象。もう少し待ったら手遅れだったかもしれない。果たして治療効果が期待できるのかしら。

何回か話しかけたけど、本日はほとんど会話は成立しませんでした。認知症というよりは、今日の親父さんは完全に自分の世界に閉ざされている。人の話に答えるというよりは、自分から何かを訴えかける程度。いよいよ厳しい感じがしました。クリニックから連絡をもらったのが7月1日。あの時は実感がなかったけど、いよいよ覚悟を持って臨まないといけないなと思うようになりました。

アイネクライネナハトムジーク

 伊坂幸太郎さんの「アイネクライネナハトムジーク」を読みました。短編集かなと思って読んでいて、確かに短編集なのだけど、微妙に話が繋がっている。そして、あとがきにもありましたが、伊坂幸太郎さんには珍しい恋愛をテーマとした小説です。

ひとつひとつの話は素直に面白いし、ほろっとするところもあるけれど、特別印象に残るほどのことでもないかなと思っていたのだけど、最後にちょっと感じさせられるエピソードがありました。プロのボクサーが、ずっと自分のために闘ってきた訳だけど、自分が勝つことが他人の喜びになる。他人の力になることを感じるところが最後にあって、これはプロに限らないのだろうけど、一流の選手になればなるほど、そういう背負うものがあるんだろうし、それも力になるんだよなと改めて考えさせられました。

[DATA]

今月の読書 1冊

1月からの読書 49冊

ナラタージュ/ソーシャルネットワーク

有村架純さんが可愛いこと以外は全然受け入れられない映画。松潤も坂口健太郎さんもちょっとな。個人的にはこういう人ダメだな。なぜ、こんな煮え切らない人に架純ちゃんが惹かれていくのか判らない。

ãã©ã¿ã¼ã¸ã¥

ザッカーバーグフェイスブックを立ち上げるところの話。きっかけは、やっぱりガールフレンド。男女関係が歴史を作るのはここでも本当の話。ハーバード大学のエリート意識とか、ナップスターを作ったパーカーの存在とか、なかなか日本人には馴染めない感じだけど、それは日本人だからというより、自分が普通の人だからなのかもしれない。ああいう強い思い込み、エネルギーが無いと事は起こせないというのを強く感じた。出てくる人がみんな早口に感じたのだけど、とにかくスピード感と成功したいという強い意思を感じた。パーカーの「theを取った方がcoolだ」というアドバイスはさすが。こういうちょっとしたセンスが最後の勝敗を分けたりするんだろうな。ただ、最後は振られた彼女に友達申請するっていうのが良かったな。やっぱり彼女にモテたかっただけなのか。それならそれで、妙に納得する。

ã½ã¼ã·ã£ã«ã»ãããã¯ã¼ã¯

My fitness Report 190803

朝からフィットネスクラブへ。最近は平日は全然行けてなくて、週末の午前中が普通になってしまった。でも、この時間帯はこの時間帯の良さがある。朝一の年配者が引けた時間帯に行くと、とても空いた時間帯があって、マシンもトレッドミルもやりたい放題。マシンを占領して、3セットやることもこの時間帯ならではの特典。なので、今日もしっかり筋トレ&トレッドミル7.5km。夕方からのテニスのために体力温存。10km走るとちょっと疲れが残ってしまうので、これくらいが正解。明日は多分筋肉痛。これはこれでちょっと気持ちいい。

[DATA]

本日の走行距離 7.5km

今月の走行距離 7.5km

1月からの走行距離 340.4km

暑気払い

暑気払いで中華へ。初めて行くお店は、いわゆる本格中華ではないけれども、ユニークな料理がいくつか供されるお店。お酒も中国のお酒がたくさん。その代わり、日本のお店にある普通のものが無かったり。こういうお店を楽しむ心の準備ができていなくて、少し戸惑いましたが、料理は思った以上に美味しかった。この料理を楽しむ気持ちで来ていれば、もっと楽しめたかもしれない。今日、残念だったのはお酒を楽しむ体調ではなかったこと。特別どこが悪いという訳ではないのだけど、飲むと気持ち悪くなりそうな予感がしたので、本当に軽く2杯で辞めてしまいました。でも、楽しかった。次回はもう少し体調万全な時に・・・

良きこと

朝、地下鉄の駅から会社まで歩いていたら、蝉の声。夏です。そういえば、今年の夏は梅雨が長かったせいもあって、蝉の声を初めて聴いたような気がする。暑いといえば暑いのだけど、夏はこうでなくちゃ。今日から8月です。

昨日は仙台の出張からそのまま直帰したので、ゆっくり休めて体調はいい。後頭部神経痛もほとんど気にならなくなりました。今日も会社ではいろいろあったのだけど、家に帰って勉強しようと机に向かったら、ちょっと良い知らせがありました。嬉しい!これで少しまた勉強する気が起きてきた。単純だけど、また頑張ろうと思いました。

何様

いつか読んだ「何者」のアナザーストーリー集。何者は原作も映画も良かった。就活で集まった若者たちの本音の部分が上手く書かれていて、アナザーストーリーである「何様」もいつか読んでみたいと思っていたのだけど、文庫化されたところで早速購入。何者に出てきた人たちがはっきり思い出せないので、何者の誰がどれなのか判らないところもあったけど、そういうのを気にしないで読んで面白い作品でした。色々、書き留めてしまいました。本音が露骨に顕在化されているからこそ共感できるものもある・・・ということかな。

・俺は、夕子さんの夢だけが、本物だと思った。誰にも言わないで、自分の中で大切に大切に育て上げて、努力を続けた夕子さんの夢だけが、本物だと思った。(中略)俺は、夢がぎゅうぎゅうづめになっている教室の中で、とにかく一番大きな音を出さなければ、と、必死だった。自分には夢があるって思いたかった。夢に向かって精いっぱい頑張っている人間だって、誰かに思ってもらいたかった。あの人ならミュージシャンになれるかもしれない、そう誰かに思ってもらうことによって、自分のやわらかい、覚悟のない夢を固めていきたかった。

・きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ

・花奈が拾い上げるものと、俺が拾い上げるものは、違う。同じ世界を生きて、同じものを見ていても。  それどころか、どちらかが真っ先に捨てたものと、どちらかが真っ先に拾い上げたものが、全く同じものだってことも、ある。

・本当に大切なのは、はじめの十秒間なんかではない。一番大切なのは、「大切なのははじめの十秒間です」というふうに、何でもいいからとにかく言い切るということだ。

・学校の先生も、教科書も、両親も、子どものころは子どもに対して、いい子であれ、人に迷惑をかけるな、間違ったことをするなと教える。だけど大人になった途端、一度くらい本気で喧嘩したほうが人と人は深く分かり合えるとか、人に迷惑をかけてきたからこそ伝えられる何かがあるだなんて言い始める。正しいだけではつまらないなんて、言い始める。

・武田が学生のことを侮っていなかったからなのだと思う。武田は、相手が克弘のような経験のない若造でも、きちんと信頼してくれる。相手を軽んじる、ということがないのだ。こういう人が人を選ぶべき立場にあるべきなんだろうな。

・ビジネスシーンにおいて〝いい人〟はいらない、思ったことははっきりと声に出す、交渉事ではまずこちらが上の立場であることを示す─

・組織の一番上か、一番下でない限り、仕事とは、立場の違う人と人の間に存在する。その中で、あらゆることを、どちらの気分も害さないように調整できる能力──それこそが仕事ができる能力なのではないだろうか。

・克弘は、今この瞬間、本気でそう思うことができた事実を、この先何度も大切なお守りのように握り締める予感がした。その途端、今までは見えていなかっただけで、誰の掌にもその人だけの透明のお守りが隠されているような気がした。

何様 (新潮文庫)

何様 (新潮文庫)

 

[DATA]

今月の読書 8冊

1月からの読書 48冊