りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ショウタイムセブン

フジテレビ騒動があった今だから、テレビや政治の裏側っていうのがちょっと気になる点でタイムリーな作品。ずっと緊張感あって見られたので、個人的には楽しい作品として評価したい。まあ、どこでもいろいろ駆け引きはあるんでしょう。看板番組のメインキャスターになるのには、それなりに運も必要でしょうし、利用できるものは利用したい。もちろん人命は大事だけど、そして亡くなった人や遺族に対しては心からの謝罪も必要だと思うけど、それを公にしなければならない理由は本当は良く判らない。今より昔、人命が本当に軽んじられていた昔なら、誰も気にしなかったのではないか?もちろん、薬害のように副作用を認めながらそれを隠してしまった結果、さらなる被害者を生むような事実は別なのだろうけど・・・
報道が事故を報道する。それは、原因を徹底的に究明し、似たような事故を引き起こさないためのものだ。もちろん、失われてしまった命を軽んじている訳ではない。心からの冥福を祈るし、取り返しのない事実に怒りも感じるだろう。家族の気持ちに寄り添うことも大事だろう。でも、大儀は二度とそういう事故を引き起こさないことが一番だ。でも、時にはそれよりも大事なことがあるのかも知れない。一人の命を犠牲にして、多くの命を助けることにつながることもあるだろう。報道とは何なのか?改めてそんなことを考えさせられる作品でもありました。

監督:渡辺一貴

脚本:渡辺一貴

出演者:阿部寛井川遥