海のはじまりの第3話。水季さんのお骨がまだ納骨されていないということは、49日前だと理解して、まだまだ周りの人の感情がコントロールできない状況にあるのは判る。でも、ちょっと嫌味すぎる感じ。このドラマを見ている人はこれに耐えられるのだろうか?架純ちゃんが一番可哀そう。まったく血のつながりのない海ちゃんを引き取って母親になる覚悟をしている。何とか関係性を築こうと努力しているのに、どうしても入り込めない関係性もあるし、整理のできない気持ちのはけ口にされているようなところもある。なぜ、みんなが彼女の努力を理解してあげないのか・・・ただ、夏くんの家庭が良いモデルケースになっている。血のつながりが無くても、しっかり家族になっている。新しい父親、新しい弟との関係性は良好。夏くんにはこうした経験があるから、海ちゃんとも、弥生さんとも家族を形作っていける感触を持っているんじゃないかな。そういう救いがないと、なかなかこのシチュエーションは辛すぎる。ただ、元気に振舞う海ちゃんが夏くんの言葉に反応して素直に涙を流したのは良かった。元気なふりをしなくていい。泣きたいときは泣けばいい。そういう姿を見せてよいし、そういう姿を受け入れる準備があるという夏くんの姿勢が、二人の関係性を一段高いところに載せたのではないかと思う。もうちょっと我慢して見続けたいと思う。