りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

DX進化論

尾原和啓さん、宮田裕章先生、山口周さんの鼎談本である「DX進化論」を読みました。一言でいうと「最大多様の最大幸福」。人の幸せの形っていうのは多様であるから、そうした多様な幸せの最大化といってしまうと単純すぎるかな。データを取得するというテクノロジーと分析の技術がこれを実現してくれる。DIDIの例はとても判り易い例で、タクシー利用が1回ぽっきりなら、ドライバーは顧客からボッタくる方向にインセンティブが働くけど、タクシーの運転の良し悪しを各種のデータや評価データで蓄積し、良いドライバーが良い顧客により多くサービスを提供できる仕組みができるなら、ドライバーは優良化していく。ストリーミングで好みの音楽の傾向が見えたなら、その人の好みの新しい音楽を提供することもできる。個々人の求める幸せをその人の指向に合わせながら提供できる世界がテクノロジーによって実現できる世界がやってきている・・・という感じでしょうか。本の中ではこうした時代の国家の役割とはとか、言う方向に話が展開していたけど、DXというにはあまりにも陳腐だけど、テクノロジーの進化の先に全く新しいパラダイムが待ち受けているというのは判ったような気がする。問題は、そこで自分は何を選択するか、なのかもしれません。

[DATA]

今月の読書 5冊

1月からの読書 35冊