りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

世界最先端のマーケティング

 奥谷孝司さんと岩井琢磨さんの「世界最先端のマーケティング」を読みました。一言でいうとオムニチャンネル、ネットとリアルの融合を進めて徹底的に顧客を理解し、顧客の嗜好に合わせて商品を提案するある意味究極のOne to oneマーケティングかもしれない。引用すると、『チャネルをオンやオフにシフトさせるだけでは「チャネルシフト戦略」とは言えない。「つながりによるマーケティング要素の変革」こそが、チャネルシフトの真の目的である。』というのが説得力あるかも知れない。究極の形のひとつはキンドルキンドルは、単なる電子書籍リーダーではなく、アマゾンが顧客の行動を理解するために、書籍の使用(読書)段階に送り込んだ強力なチャネルである。キンドルを通じてアマゾンは、顧客がどのような本を購入したのかにとどまらず、「どの本を最後まで読んだのか」も知ることができるということ。使用実態まで踏み込めるとするならそれは本当に凄いことだと思う。筆者は、『キンドルというチャネルを持つことによって、アマゾンは「本(モノ)」ではなく「読書(コト)」を提供し、顧客時間のすべてに関与できるようになった。』と表現している。またこうもいう。『購入データだけでは、顧客との濃密な対話にはつながらないのだ。・・・アマゾンが持つ顧客との優れたつながりこそが、このシェアを作り出すことに大きく寄与していると考えられる。』。世の中は明らかに刺激的に変化している・・・

世界最先端のマーケティング

世界最先端のマーケティング

 

[DATA]

今月の読書 1冊

1月からの読書 71冊