りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

一夜明けて

パラグアイ戦が終わって、日本全体が「感動をありがとう」という雰囲気に包まれている。確かに「今回のワールドカップは3戦全敗で敗退。特にオランダには0-6くらいのスコアで負ける。」と思っていた私の興味は、ワールドカップといってもオランダやポルトガルがどんなサッカーを見せるかばかりに向いていた・・・あるいはサッカー自体への興味を失わせるものだったはずだ。それが、カメルーン戦に勝って、オランダに惜敗、デンマークを破って決勝リーグ進出となるとどうにも気持ちが高ぶったのは否めない。でも、「感動をありがとう」という気持ちでないことも事実だ。テレビを見ていたら、何となくそれが判ってきたように思った。チームワークの勝利といわれていたものの、ベンチを温める選手の気持ちはいくばくか。チームに帰ればスター選手である彼らが黙ってベンチを温め、スタメン選手をサポートしてきた苦悩は計り知れない思いがあったのではないかと思う。プロ選手なんだから当たり前。そこに「高校野球」のようなチームワークが存在する訳ではないのだろうと・・・そこが違和感だったんですね。不満を態度に表せば、チームは2006年のような空中分解を起こしてしまう。難しいですね。そういう意味では突然アンカーとして起用され、守備に落ち着きをもたらした阿部という選手には、(準備を怠らなかったという意味でも)本当のプロフェッショナルを感じてしまいました。今後の彼らの活躍に注目したいと思います。