東野圭吾さんの「天空の蜂」を読みました。去年のランニングもそうでしたがどうしても夏はいろいろなことがストップしてしまいます。今月の読書は5冊。今までよりずっとペースが遅いです。理由は体調。今月は本当に疲れていて、電車の中で本を開くことがほとんどできませんでした。体調不良を自覚してからは、ある程度いろいろなものをセーブしてきましたがどうすることもできませんでした。
で、「天空の蜂」面白かったです。一時期原子力発電所についてはいろいろ調べたり考えたりした時期がありましたが、確かに最近はそういう意識が完全に失われてしまいました。みんなが当たり前のように電気を使う、その電気の大部分を原子力に依存している、そして原子力は100%安全ではないという事実は、そして原子力発電所の運用は下請け会社の人たちの、ある意味犠牲の上に成り立っているという事実を国民は知る必要があるんじゃないかなと思います。自衛隊のヘリを盗んで原子力発電所の上でホバーリングさせる。現実だったらとても恐ろしい話ですが、テロとしてはもっとも効果的で、かつ国民が原子力発電所に改めて関心を持つことに間違いなく効果的だなと。そして原子力は安全という建前?をどこまで国が通せるかというのも意味がありますね。この着想力もすばらしいですし、600ページを飽きずに読ませるストーリーテリングはさすがでした。
それから、月9の「ブザービート」。本日の家に帰って、何となく2回も見てしまいました。でも、お約束の展開かもしれませんが、何だか「東京ラブストーリー」を彷彿させる流れで、その辺はちょっとかな。まあ、ストレートにうまくいくとドラマにならないのかもしれません。で、相武紗希さんはこのドラマの中ではとっても嫌な役回りでありますが、何となくそれも理解できてしまうところがありますし、山ピー演じる直輝の中途半端な優しさもわかってしまうところがあります。
本日は、台風が関東地方を直撃。昼間はとても凄い暴風雨でした。
昨日の選挙。民主党の獲得議席は結局308。自民党は119。歴史的転換点でした。

- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/11/13
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