りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

舟を編む #5

舟を編むの第5話。言葉の持つ別の意味を知ることが今回のテーマ。「からかう」という言葉には山梨の方言で「人に尽くす」という意味があるんですね。この言葉の意味に出会えなかったら、みどりさんのお母さんへのわだかまりは一生消えなかったかも知れない。たったひとつの言葉の意味で伝わる思いが大きく変わる。また、母親の「産むんじゃなかった」という言葉を聴いて「うむん」の意味を調べようとする少年。こちらの方がもっと深刻だ。母親は息子を愛していないのではなく、愛するが故に、自分の嫌なところが似てしまった事に不覚にも「産むんじゃなかった」という言葉を吐いてしまった。この言葉の本当の意味を理解するには多分辞書の存在は無力で、前後のコンテクストを理解する力が必要。ただ、ひとつの言葉が持つ意味の重要性に改めて気づかせてくれるエピソード。だからこそ辞書の編纂者はひとつひとつの言葉を大切にし、疑って、疑って語釈や用例を確認し、辞書を信頼できるものに育て上げる。そういう思いの伝わる回でもありました。