りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

海のはじまり #6

海のはじまり第6話。大島育宙さんが指摘していたように回を追うに従って、水季さんの死を乗り越えて、水季さんがいない新しい環境に順応した、本来の自分達を取り戻してきた生活に馴染んでいく人たちの姿が描かれる。つまり、本来の優しさや思いやりが溢れた人間関係。ギスギス、ドロドロしたものがなくなって、やさしい気持ちでドラマを見ていられる。今回のテーマは水季さんがなぜ海ちゃんを産んだのか?第4話で水季さんは自分の母子手帳を見て、そこに書き込まれた母親の気持ちを感じて、海ちゃんを産む決心をしたというか文脈が描かれていたと思う。でも、今日はちょっと違った。もちろん、母子手帳を見てしまったら、堕ろす決心が揺らぐことを感じていたのは事実。他人の言葉で大事な決断を変えたくないというのは水季さんらしいところ。ただ、意外にも決心を変えたのは、偶然にも堕胎後に大きな罪悪感を抱えて、産院のメモ帳に残した弥生さんの言葉だった。なんという偶然。弥生さんと水季は意外なところで繋がっていた。「産むのも、産まないのも、あなたの幸せのため。お幸せに」の言葉が水季に産む決心を与えた。この偶然は、どうか許してほしい。弥生さんの言葉で海ちゃんが生まれた。神に感謝。
一方で、夏くんは夏休みを南雲家で過ごす事で海ちゃんと暮らす事に、海ちゃんを囲む人たちとの関係に少しずつ踏み込んで行く。本当に一歩一歩。そして、大和が弥生さんをフォローする。何ていい奴。優しい人たちに囲まれて、心地よい物語が紡がれていく。