りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

宇宙からの帰還

立花隆さんの「宇宙からの帰還」を読みました。先日立花さんの本を読んだ時から、これは絶対読んでおこうと思った本の一冊。宇宙に行った宇宙飛行士が母なる大地でもある地球を宇宙空間から眺め、それをどう感じ、内面的な変化が起こったのかといったことに関するルポルタージュ。宇宙飛行士は地球を見て一様に「美しい」というが、その美しい地球を見て、多くの宇宙飛行士が神の存在を感じたと答える。もちろん、そんなものはないという宇宙飛行士もいるが、プールの中に腕時計の部品を投げ入れ、自然と腕時計が組み立てられるほどの奇跡と同等といわれる、地球と地球内の生命体の存在。それを客観的に眺めた時、そこに絶対的な力=神を感じたとしても不思議ではない。そして、そうした神の下で、人間同士が争うことは何と意味の無いことなのか。

もちろん、宇宙体験をしたことない自分が、彼らが感じたことを想像することはできない。ただ、彼らが感じた絶対的な神の存在は何となく判るような気もする。そして、そうした神の前で、いかに人間が無力で、人間同士の争いなど意味の無いことか。自分という人間の小ささを改めて感じた本でした。

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