りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

あの日の交換日記

辻堂ゆめさんの「あの日の交換日記」を読みました。交換日記を題材にした短編集ではあるけれど、最終話で全部つながる・・・という構成。それぞれの話が絶妙に作られているので、最後に全部繋げなくてもとは思うのだけど、つなげてくれたらそれでなんかスッキリする。交換日記をしているのは、1)入院患者と見舞客、2)教師と児童、3)姉と妹、3)母と息子、5)加害者と被害者、6)上司と部下、そして最終話は、妻と夫。タイトルはその通りなのだけど、内容はタイトルから想像されるものとはちょっと違う。でも、どれも最後にはいい話かな。交換日記というツールはもう完全に忘れてしまっていたけど、確かに手書きの文字で改めて相手に何かを伝えるというのは、メールやLINE、電話とは違った不思議な効果があるものなのかもしれない。今回は王様のブランチの推薦で読んでみたけど、この作家は注目かも知れない。

あの日の交換日記

あの日の交換日記

 

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