フリードマンによると、iPhoneが登場した2007年っていうのは色々な転機の年だったんだなということを改めて。スマホ、Hadoop、VMware、これらが2007年を起点としているなら確かに。ただ、自分はこういう仕事だからHadoopやVMwareといわれて、現在のITを語るうえで、とても重要な技術であることは判るけど、iPhoneはまだしも、HadoopやVMwareをどれだけ知っているのかはちょっと疑問。さすがはアメリカ。コラムニストも一味違うなと思いました。
でも、技術だけでは終わらない。自然破壊の話。アフリカにおける人口の爆発。そういうのを全部ひっくるめて語れるのは流石だし、全部まとめるからこそ意味も出てくる。前半は技術の話で面白かったけど、後半ちょっとテンポよくは読めそうにない感じ。社会を考え、自分を考えるうえで非常にお役立ちの大きな本でした。
遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方
- 作者: トーマス・フリードマン,伏見威蕃
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2018/04/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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