池田信夫さんのweb magazine だった「もし、小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら」を読みました。これは確実に起こりそうな近未来を予測した小説で、とても説得力がありました。国債の引き受け不足から金利が上昇。円安、インフレの到来。捻れ国会では何も決められず政治の空白状態が発生。そこに若き指導者小泉進次郎が登場するという流れ。強力な指導力で社会保障の削減を提言するというもの。おそらく、こうしたシナリオはかなりの確率で想定できるものなんでしょう。先日の勉強会でも、某メガバンクの人が、どこまで国債を買い続けるべきかという話をしていました。いまや貸付金額に匹敵するほどに膨らんだ国債は、見かけ上無リスクで収益を生むことになっていますが、どこかで暴落する可能性は否定できず、メガバンクとしては自分がその引き金を引きたくないということなのかもしれません。バブルと同じでいつはじけるかわからない。赤信号、みんなで渡れば怖くないというのと同じで、国債を買い続けているのだと思いますがどこかで破たんするんでしょう。そのとき・・・

- 作者: 田代真人,藤咲ユイ,池田信夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本
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