今日は朝の日経を見て、いよいよ金利が上がるような気がしてきました。一面の見出しは「アジア各国、利上げ遅れ」「中韓など通貨高警戒 実質金利マイナス」というもの。例えば中国は消費者物価上昇率が5.1%に対し、政策金利は2.75%。韓国は、物価上昇率が3.5%に対し、政策金利は2.5%。こうしたアジアのインフレ圧力は、米国の量的緩和の拡大であふれた投機マネーが新興国に流れ込んだことによるもとの見られていますが、各国は輸出競争力を低下させないために通貨安政策をとっていたことで、利上げが後手に回っているという見方が大勢のようです。実質金利がマイナスのためバブルが起きそうな気配ですね。結果的に円安に進むのと同時にソブリンリスクで金利アップなんて事にはならないでしょうか?
で、今日は岐阜でした。名古屋から思った以上に近いですね。3回目ですが。
移動中、昨年読みかけて放っておいた日本経済新聞社編「これからの経営学」を読みました。去年読んだ分を大分忘れてしまいましたが、改めて読み返して見て面白かったです。この本、そもそも日経新聞の「やさしい経済学 経営学のフロンティア」として連載されていたものですが、こうしてまとまってくれると非常にありがたいですね。東大の藤本先生の「ものづくり経営学」なんていうのは、既に哲学の領域ですね。武石さんが京都大学の教授になっていることに改めて驚いたり、考えてみたら1/3くらいの先生とは面識があることに気がつきました。昔は、こんなことも勉強していたんですね。これで野中郁次郎先生などいたら、オールキャストなんですが、そういえばまさに野中先生は現在日経に連載中でした。いずれ、また本になるのを楽しみにしています。
これからの経営学(日経ビジネス人文庫) (日経ビジネス人文庫 ブルー に 1-37)
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