りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

「幸福度」が世界トップ、フィンランドの秘密

The New York Timesの記事を翻訳の形で読んだ。北欧の国は総じて社会保障が進んでいるというイメージ。将来に不安がないことが、幸福度の秘密なのだろうと思って読んでみたら、少し違った。

彼らは幸福度が高いというより満足度が高い(Content)な人々ではないかというのが結論。「フィンランド人は持続可能な生活を送ることに満足し経済的成功とは基本的なニーズを特定し、それを満たすことができることだと認識している。つまり、何が十分かを知っていれば幸せになれる」というのが東フィンランド大学でフィンランド社会の幸福を研究しているアルト・O・サロネン教授。「安心感と心の安定」という言葉もあった。これは最初に思っていた印象に近い。しかし、「何が十分かを知っていれば幸せになれる」というのは仏教でいう「足るを知る」に近いような気がした。結局のところ、「安心感と心の安定」は社会保障というものが作り出したのではなく、厳しい自然と対峙し、生活してきた北欧の人たちの「足るを知る」精神に紐づいているような気がした。そこは洋の東西を問わないことでもあるというのが何となく思ったこと。何を幸せとするかはやっぱり難しい。