ボール・ドーランさんの「幸せな選択、不幸な選択」を読みました。かれがいう幸福とは「快楽とやりがいを持続すること」らしい。研究者らしく豊富な実証実験で、色々な傾向が明らかになっていることは大きな収穫。それでも、結論を単純にいうと「幸福になるためのカギは、自分を幸福にしてくれるものに多くの注意を払い、そうでないものにはそれほど注意を向けないこと」ということらしい。それから、「何事も、頭から離れてしまえば、思ったほど重要でない」というのは先日見た映画「十二人の死にたい子供達」とも共通する見方ですね。深刻に何かに悩んだ時、一時時間を置くというのはとても重要なのだなと改めて考えさせられました。とても有益な本。得られたたくさんの示唆はこれからの自分の生き方に大きな影響を与えてくれたと思える一冊でした。
幸せな選択、不幸な選択――行動科学で最高の人生をデザインする
- 作者: ポール・ドーラン,中西真雄美
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2015/08/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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