りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

沈黙のパレード

東野圭吾さんの「沈黙のパレード」を読みました。なんか久しぶりに仕事以外の本を読んだ感じ。上質のミステリー小説を時間を掛けて読めるのは最高の贅沢だと改めて感じてしまいました。夏に映画化されるガリレオシリーズの原作本。とにかくさすがです。読者が気が付いていなかったのはここまでかな、というところの2枚くらい上を行っている感じがしました。ガリレオ先生にそれが判ってしまうのは何故?なのですが、真相は思ったところより、2ひねりくらい効いていました。それにしても、自分の子供が誘拐されるという被害にあう。残念ながら子供は遺体となって発見される。警察が必死の操作で犯人らしき星を挙げる。ただ、決定的な証拠が見つからない。犯人と思わしき人物は固く口を割らない。裁判では結局証拠不十分で罪を問えない・・・ただ、状況証拠からどう見ても犯人としか思えない状況で、遺族というか家族はどんな思いを抱えるのであろう。自分の親友がその苦しみでもがいている時、自分に何ができるのだろうか、というところを考えさせられてしまいました。

いずれにせよ、映画の公開が楽しみです。

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