りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

禁断の魔術

東野圭吾さんの「禁断の魔術」を読みました。ガリレオシリーズの最新刊。文庫本化されるにあたって、大幅に改稿されたようです。本の帯には、「シリーズ最高のガリレオ」と書かれていたのですが、個人的には「容疑者Xの献身」の方が好きです。ガリレオシリーズは怪現象や科学的なトリックを天才物理学者湯川学が謎解きをするストーリーですが、「禁断の魔術」と「容疑者Xの献身」には共通点があって、犯人ないし未遂犯が湯川学の個人的な知り合いであるということ。そして、当然彼らが科学者として優れている点。今回もそういう展開でしたが、最後まで大きな番狂わせのようなものが無かったのが東野圭吾さんらしくないかなと、そんな風に感じました。そういう意味では、加賀恭一郎シリーズの方が面白いかもしれません。

 

禁断の魔術 (文春文庫)

禁断の魔術 (文春文庫)

 

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