りおパパの日記

徒然なるままに。ドトールのコーヒーが好きです。

ヤクザと家族

凄い映画でした。見る前まで、こんなに考えさせられる作品だと思っていなかった。暴対法以降、ヤクザには人権がなくなった・・・人権が無いというのは、まともに働くことができない。愛する家族と一緒にいることもできない。一緒にいれば、その人まで不幸にしてしまうということ。
ヤクザが大切にしているもの。義理、人情、忠義。仲間を家族だと信じ、家族を大切にする。親への忠義を大切にする。大切な人を大切にする。ただ、大切なものが大切なほど、その外側にあるものは邪見に、暴力的に扱ってしまう。仲間が大切なほど、敵には容赦がない。抗争を生み出し、一般人を巻き込む。もともと不器用な人たちだから、やり方が半端ない。その結果の暴対法。世の中の流れといえばそれまでなのだけど、どこまでも追い込んでいいものなのか。考えてしまいました。綾野剛ってやっぱり凄い俳優ですね。

監督:藤井道人

脚本:藤井道人

出演者:綾野剛舘ひろし尾野真千子ほか

ヤクザと家族 The Family